自動販売機に関する情報誌を目指して記事書いてますけど、うまく進められません..だれかのお役立ちになればいいかな? 故障の修理、その他相談事承りブログ..

2019年8月5日月曜日

装飾品としてのレトロ自動販売機の修理...現況回復?

時として寄せられるまれなお問い合わせにどこからか買い入れたほとんど鉄くず状態の
レトロ自動販売機の修理依頼がございますが、現状を確認すれば...

ドアは軸が腐食以降...ボロけ落ちたのか..そのものがない..

何とかドアを開ければ軸なしでずれ落ちる...

本体を支える4本のボルト...あるにはあるはさびで回らず
本体の変形...さび穴もある

コインメック...ありません

電源部は...電源入れても何も反応しない...

次いで言えば庫内はほこり..いやさびも含めて何かの塊で覆いつくされている..

修理不能...




そんな自動販売機でも店内の装飾品として使いたいから直してくれ...

ですね..


装飾品として...では、機能回復は必要ないのでは?
加工すれば何とか...見かけだけ当時の状態にすることは可能..

ですが、何かの要件で作動させるかもしれないので、機能も回復させてくれ..


いやはや、これもレトロ自動販売機などとジャンルが作り上げられメディアが取り上げる影響でしょうか?

古い時代に造られた自動販売機は、確かに現代の自動販売機と比べればやはりレトロ感は
感じられますが...
装飾品に...まあそれもよいでしょうけれど、機能回復までしなくともよいのでは?と
思っています...

まず機能回復ですが、電源部、制御盤等の劣化は、トランジスタの部品がすでに生産していない事情もあり..代替えができない...

コインメックも同じく...

や利用としては現代に存在する機能を移植するで対応はできますが、ボディ修繕と機能回復作業を合わせればかなりの手間暇もかかる事情で高額な費用負担となるのですね...

さて、それだけ負担するほどの経済効果はあるのでしょうか?


ま、ほとんどの場合...予想外の高額見積もりを提出以降..お話は終了してしまいますね...

レトロ自動販売機が人気といっても、それは現在稼働しているお店が対象でしょう..
お客様が付いている店が人気店であってレトロは単なる売りの一つ...

単に今まで無関連のお店にレトロ自動販売機を装飾品として設置したところで、何ら
特別な効果は表れない...
販売機能を回復させても...全然?...
ソーシャルメディアで拡散すれば...誰かは反応するかもしれませんが、フォト撮影だけで
終わり...そんな例経験してます...

時間をかけて..それも手段の一つでしょうが、人気が出るまで機械が..性能が維持されるでしょうか?
レトロは、各所部品が劣化状態で修理連発は必須...
で、多分ですけど...あたしはこの世に存在しておりませんので、修理不能....


装飾品として..置物として使うなら当時のスタイルへ戻すことは加工次第で何とかいけることもございます...
しかし、修理..機能回復までの対応は可能であっても以後に責任が持てません...
そんな理由で現在メンテナンスは取りやめております。


できる限りは装飾品の位置付け...
骨董品の置物...程度として..
50年以前のレトロ機能迄回復とは考えない...





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